飯田市 I様邸 家族構成: 3名
- リフォーム箇所:全面改装
- 築年数:52年
- 施工面積:1F 83.16㎡(25.16坪)、2F 33.12㎡(10.02坪)
- 参考工費:1,500万円 工期:2ヶ月
もともとはI様のご両親が貸していた土地に別の人が家を建てて住んでいましたが、そこが空き家となり、I様のご家族が住むことになりました。いったん更地にして新築の家を建て直すという選択肢もありましたが、家の状態が比較的良かったため全面リフォームして住むことを決めました。
ご両親の暮らす実家は、この土地からほんの100mほどの距離。I様ご夫婦は初めてのお子様が生まれる直前で、ご両親のそばに移り住むことで安心感も生まれました。
テーマは「カフェのような広々としたリビングダイニングのある家」。対面式キッチンなどを取り入れ、若い夫婦にぴったりな明るい雰囲気の家にリフォームしました。
また、元の家は湿気が多く、そのうえ断熱が十分でなかったため寒々とした家になっていました。さらに階段部分が薄暗いのも気になっていましたが、こうした問題もひとつひとつ見直していくことにしました。
キッチンと和室に分かれていた1階東側部分をつなげ、広々としたダイニングキッチンに。また、浴室と離れていたトイレの位置を移動し、水回りを1カ所にまとめました。
奥様のたっての希望で、対面式のキッチンを取り入れました。
リビングとひと続きになっているため、
冬の寒気を防ぐよう窓には断熱サッシが採用しています。
和室のあった空間と台所、廊下をすべてまとめて広々としたLDKに。
「カフェのような内観にしたい」というリクエストに応え、壁の一面をレンガ風の壁紙にしました。
キッチンのそばの出窓には断熱サッシを使っているため保温性も十分です。
引き戸の玄関から、モダンな玄関ドアに変更。下駄箱などの収納もたっぷり用意しました。
すりガラスで外の光を取り入れているため、昼間でも十分な光量があります。
薄暗くて急だった階段は、傾斜を少なくして安心して上り下りできる階段へ。
左右の壁紙も白いものに変え、さらに2階の窓からの光が届くようにしたことで、明るい階段スペースに生まれ変わりました。
リフォーム前はすべての個室が和室でしたが、洋室を増やしたいというご要望があり、一部屋だけ和室を残してすべて洋室にしました。
内装は全体的に白を基調にし、明るい雰囲気に変わりました。
浴室の壁の内部に入っていた木材は、腐敗してカビが生えていたためすべて入れ替えました。
そのほか水回りを全体的に見直したほか、縁の下にも防湿シートを張ったことで、湿気が多くてカビ臭いというリフォーム前の悩みを解消することができました。
フローリングやクローゼットの扉には県産材を使用しました。
木のぬくもりを感じられるだけでなく「信州型住宅リフォーム助成金」も適用されるようになっています。
冬の寒さを和らげるため、リフォームにあたって十分な断熱を行いました。
壁に16kgのグラスウールを入れたほか、床下や屋根裏も発泡ウレタンなどで断熱を徹底しました。